【2026年版】Kali LinuxをVirtualBoxにインストール

ペネトレーションテストのプロが選ぶツール
- Kali Linux -

この記事では、Kali LinuxをVirtualBoxにインストールする方法について、初めてKali Linuxを使う方にも理解しやすいように、スクリーンショットを交えて解説しています。

インストールの流れ
  1. Kali Linuxのインストールファイルをダウンロード
  2. VirtualBoxにKali Linuxをインストール
  3. Kali Linuxを起動・ログイン
  4. 初期設定(スクリーンセーバー、タイムゾーンなど)

本記事の末尾には、Kali Linuxを効率よく習得するためのポイントも掲載しています。最後までご覧ください。

目次

Kali Linuxを仮想環境にインストールするメリット

Kali Linuxを仮想環境にインストールすることには、いくつかの大きなメリットがあります。

仮想環境にインストールするメリット
  • ホストOSに影響を与えない
  • インストールが簡単
  • サイバーセキュリティの学習環境や検証環境に最適
  • 無料で利用できる

ホストOSに影響を与えない

仮想環境にインストールすることで、ホストOS(Windows、macOSなど)に影響を与えることなくKali Linuxを使用できます。

インストールが簡単

Kali Linuxの公式サイトでは、仮想環境用の仮想イメージが提供されているため、インストールが非常に簡単です。手動でのセットアップや複雑な設定が不要なため、初心者でも簡単に導入できます。

サイバーセキュリティの学習環境や検証環境に最適

仮想環境を利用すれば、1台のPCに複数の仮想サーバーを構築することができます。これにより、攻撃サーバー(Kali Linux)だけでなく、防御側のサーバーも仮想環境に構築できるので、トレーニングや検証に最適な環境を作ることができます。

無料で利用できる

Kali Linuxだけでなく、VirtualBox(仮想化ソフト)も無料で利用できるため、コストを抑えてセキュリティテスト環境を整えることができます。

インストールファイルをダウンロード

Kali Linuxの公式サイトでは、使用環境に応じた最新版のインストールファイルが提供されています。この記事では、VirtualBox上にKali Linuxを構築するので、VirtualBox用に最適化された仮想マシンのイメージファイルをダウンロードします。

Kali LinuxダウンロードURL : https://www.kali.org/get-kali/

STEP

Virtual Machinesを選択

Kali Linuxのダウンロードページを開く
出典:Kali Linux ダウンロード(https://www.kali.org/get-kali/)
STEP

VirtualBoxのイメージファイルをダウンロード

Kali Linuxの仮想イメージをダウンロード
出典:Kali Linux ダウンロード(https://www.kali.org/get-kali/#kali-virtual-machines)
STEP

ダウンロードしたファイルを解凍

ダウンロードしたイメージファイルを、7z形式に対応した解凍・圧縮ソフト(例.7-Zipなど)で解凍します。(解凍に時間を要するので、しばらく待ちます。)

2026年3月28日時点の最新バージョンは、「2026.1」です。

  • kali-linux-2026.1-virtualbox-amd64.7z(3.57GB)
    • kali-linux-2026.1-virtualbox-amd64.vbox(3KB)※VirtualBox Machine Definition
    • kali-linux-2026.1-virtualbox-amd64.vdi(15.1GB)※Virtual Disk Image

Kali LinuxをVirtualBoxにインストール

この記事では、Windows上に構築した仮想環境にKali Linuxをインストールします。

インストール環境

・Oracle VirtualBox 7.2.6 ※2026年3月28日時点の最新版

VirtualBoxを導入していない場合、まず、VirtualBox公式サイトよりインストーラーをダウンロードし、インストールウィザードに従ってインストールして下さい。

VirtualBoxにKali Linuxをインストール

解凍した仮想マシンファイル(.vbox)を使って、VirtualBoxにKali Linuxをインストールします。

STEP

VirtualBoxを起動し、開くアイコンをクリック

VirtualBoxを起動し、開くアイコンをクリック
STEP

解凍した仮想マシンファイル(.vbox)を選択し、開くボタンを押下

解凍した仮想マシンファイル(.vbox)を選択し、開くボタンを押下
STEP

仮想マシンが追加されたことを確認

仮想マシンが追加されたことを確認

Kali Linuxを起動・ログイン

STEP

起動する仮想マシン(Kali Linux)を選択し、起動アイコンをクリック

起動する仮想マシン(Kali Linux)を選択し、起動アイコンをクリック
STEP

仮想マシンの電源がONになり、Kali Linuxが起動

仮想マシンの電源がONになり、Kali Linuxが起動する

別ウィンドウが立ち上がり、Kali Linuxが起動します。ログイン画面が表示されるまで、しばらく待ちます。

別ウィンドウが立ち上がり、Kali Linux起動中
STEP

ログイン画面が起動したら、ログインID/パスワードを入力し、Log Inボタンをクリック

Kali LinuxのログインID/初期パスワードは、kali/kaliです。

ログインID/パスワードを入力し、Log Inボタンをクリック
STEP

デスクトップUIが表示される

Kali LinuxのデスクトップUI

Kali Linuxの初期設定

ここでは、下記の初期設定を行います。

主な初期設定
  • ターミナルの透過をやめる
  • パスワード変更
  • スクリーンセーバー無効
  • パッケージのアップデート
  • タイムゾーン設定
  • その他(ネットワーク設定、日本語化、Chromeインストール)

ターミナルの透過をやめる

まず、Terminalアイコンをクリックして、ターミナルを起動します。

ターミナルを起動

デフォルトで透過率が5%に設定されているので、背景(壁紙)が透けて見えます。透過をやめたい方は、以下の手順に従い、透過率を0%に変更して下さい。

STEP

ターミナルのSessionメニューを選択し、Prefencesをクリック

ターミナルのSessionメニューを選択し、Prefencesをクリック
STEP

左メニュー「Appearance」を選択

透過率(Terminal transparency)の初期値は「5%」です。

左メニュー「Appearance」を選択
STEP

Terminal transparencyを「0%」に変更し、OKボタンを押下

Terminal transparencyを「0%」に変更し、OKボタンを押下

パスワード変更

Kali Linuxの初期パスワードはデフォルトでkaliに設定されています。このままではセキュリティ上のリスクがあるため、必要に応じてパスワードを変更します。

ターミナル上でpasswdコマンドを実行

$ passwd
Changing password for kali.
Current password:             # 現在のパスワードを入力
New password:                 # 新パスワードを入力
Retype new password:          # 再度、新パスワードを入力
passwd: password updated successfully

スクリーンセーバー無効

初期状態では5分でスクリーンセーバー(スクリーンロック含む)が起動します。ホストOS側(WindowsやmacOSなど)でスクリーンセーバーを有効にしているなどの理由で、ゲストOS側のスクリーンセーバーを無効にしたい場合、以下の設定を行います。

STEP

Kali Linuxのアプリケーションメニューをクリック

Kali Linuxのアプリケーションメニューをクリック
STEP

検索ボックスに「screensaver」と入力し、Xfce Screensaverをクリック

検索ボックスに「screensaver」と入力し、Xfce Screensaverをクリック

アプリケーションメニュー:Usual Applications>Settings>Xfce Screensaverでも可。

STEP

Screensaverタブを選択

Screensaverタブを選択
STEP

Enable Screensaverを「OFF」に変更し、Closeボタンをクリック

Enable Screensaverを「OFF」に変更し、Closeボタンをクリック

パッケージのアップデート

Kali LinuxはDebian系のLinuxのため、aptコマンドを使ってアップデートします。

以前はapt-getを使用していましたが、現在はaptが推奨されています。

STEP

パッケージリストを更新する

$ sudo apt update
STEP

インストールされている全てのパッケージを更新する

$ sudo apt full-upgrade
STEP

依存関係で不要になったパッケージを削除する

$ sudo apt autoremove
STEP

キャッシュを削除する

$ sudo apt autoclean

タイムゾーン設定

Kali Linuxの初期設定では、システム日付が米国東部夏時間(EDT)に設定されています。

$ date
Fri Mar 27 05:50:34 AM EDT 2026

そのため、タイムゾーンを日本標準時(JST)に変更します。

STEP

タイムゾーンの設定ウィザードを起動

$ sudo dpkg-reconfigure tzdata

Configuring tzdataが起動します。

Configuring tzdataが起動
STEP

「Asia」を選択

上下キーでAsiaを選択し、タブキーでOKに遷移後、スペースキーを押下します。

「Asia」を選択し、OKを押下
STEP

「Tokyo」を選択

上下キーでTokyoを選択し、タブキーでOKに遷移後、スペースキーを押下します。

「Tokyo」を選択し、OKを押下
STEP

日本標準時(JST)で表示されることを確認

$ date
Fri Mar 27 06:54:22 PM JST 2026

その他(ネットワーク設定、日本語化、Chromeインストール)

お使いの環境に応じて、以下の設定を実施して下さい。

Kali Linuxのツールを使い倒そう!

Kali Linuxを安心・安全な環境で学ぶ

サイバーセキュリティの技術を習得するためには、実践的な学習が欠かせません。ただし、セキュリティ診断を目的としていても、第三者が管理するサーバーに対してKali Linuxを使用すると、サイバー攻撃とみなされ、法的なトラブルに発展する可能性があります。

こうしたリスクを回避し、学習を効率的に進めるために、やられアプリ(別名:やられサーバー、やられサイト)を利用することをお勧めします。実際の環境とは切り離された擬似的なトレーニング環境を使用することで、安全かつ合法的に実践的なスキルを磨くことができます。

代表的なやられアプリは、以下のとおりです。

それぞれの特徴や違いについては、やられアプリ(別名:やられサーバー、やられサイト)を徹底解説!をご覧ください。

セキュリティツールの使い方を徹底解説!

Kali Linuxには、あらかじめ多数のセキュリティツールが搭載されており、すぐにご利用いただけます。各ツールの使い方については、以下の記事をご参照ください。

デフォラボ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次